こんにちは!yusan campです。
キャンプ場で最近よく見かける「コット」はご存知でしょうか?コットとは簡単に言うとキャンプで使う簡易ベッドのことです。
フロアレスのキャンプスタイルで人気の高いバップテントやシェルターなどが人気である近年のキャンプシーンでは更に注目が高まっています。
「コット寝」と言うキャンプ用語もSNSで良く見かけますね。最近ではソロキャンパーの間でも定番スタイルとして定着しつつあります。
そんな人気上昇中の「コット」ですが、実は現代の暑い夏のキャンプを快適に過ごすためには欠かせないアイテムなのです。夏の寝苦しさを解消するだけではなく、様々なメリットがあります。
今回は意外と知られていない「コット」の魅力とおすすめコットを紹介していきます。
当記事のコンテンツ
- 「コット」のタイプとメリット
- 「コット」の選び方
- 夏キャンプにおすすめのコット9選!
- おすすめ①snow peak(スノーピーク)スノーピークコット ハイテンション
- おすすめ②Helinox(ヘリノックス)ライトコット
- おすすめ③Hilander(ハイランダー)軽量アルミローコット
- おすすめ④DOD(ディーオーディ)BAG-IN-BED(バックインベット)
- おすすめ⑤THERMAREST(サーマレスト)メッシュコット
- おすすめ⑥Coleman(コールマン)パックアウェイコット
- おすすめ⑦DOD(ディーオーディー)HAMPEN IN THE SKY(ハンペンインザスカイ)
- おすすめ⑧OUT PUT LIFE(アウトフットライフ)EASY COT(イージーコット)
- おすすめ⑨OGAWA(オガワ)ハイ&ローコットワイド
- コットを使って夏のキャンプを快適に過ごそう!
「コット」のタイプとメリット
キャンプで使うコットにはローコット、ハイコットの2種類のタイプが存在します。ハイコットとは高さが40cm前後、ローコットは高さが20cm前後のコットのことを言います。まずは、それぞれのメリットを解説していきましょう。
ローコットのメリット
出典:DOD
- 軽量で収納がコンパクトになる製品が多く、持ち運びに便利。
- 設営が簡単、スピーディー。
- ロースタイルとの相性抜群。テントやタープ内の室内空間を広く演出できる。
- 幕内の低いテントにも対応が可能
- 重心が低いため、安定感抜群。小さな子供でも安心して使える。
- リーズナブルな製品が多い
ハイコットのメリット
出典:DOD
- 高さがあるので地面からの熱や冷気の影響を受けにくく、寝心地が快適。
- ベンチとしても使用ができる。
- 設営が簡単、スピーディー。
- 高さがあるのでコットの下を収納スペースにできる。
- 毛布などが地面に着かないので汚れにくい。
- 高さがあるのでローコットに比べて虫の侵入を防げる。
- 寝転びやすく、起き上がりやすい。
夏キャンプにおけるコットを使用するメリット
暑い熱帯夜での寝苦しさは夏キャンプにおける悩みの一つです。
特にハイコットはこの悩みを解消してくれます。
高さがあるので地面の熱が体に伝わるのを防いでくれるとともに、シートの下側に風の通り道ができるので背中が涼しく快適に過ごすことができるのです。
地面からの虫の侵入を防ぐこともできます。
フロアの上で寝るのとでは、かなりの違いがありますので、ぜひ試してみてください。
コットの種類とそれぞれのタイプのメリットはお分かり頂けたでしょうか?
ここからはコットを選ぶ際のポイントを紹介していきます。
「コット」の選び方
コットの高さで選ぶ
出典:Coleman
ローコット(高さ20cm前後):ソロ用の幕内の低い小さなテントやバップテント向き。高さが無いので地面の熱や冷気の影響を受けやすく、サイトの地面の状態(草丈が長いなど)によってむき出しの地面での設営が困難になることがあります。どちらかと言えば、テント室内のフロア上での使用に向いています。
コットの高さが無い分、テント内でも室内空間を圧迫することなく設営することができます。
ハイコット(高さ40cm前後):高さがあり、地面との距離があるので、ローコットに比べて地面の熱や冷気の影響を受けにくく、むき出しの地面でも快適に使えます。
また、コット下を収納スペースにできるメリットもあります。ハイコットは小さなテントでは室内空間を圧迫するので、比較的高さのある大きめのテントやスクリーンタープ、シェルター向きです。
両方のシチュエーションに対応できるコットが欲しいという方は、高さを調整できるコットもありますので、おすすめです。
コットサイズと耐荷重で選ぶ
出典:Coleman
コットを使用する人の身長が高い場合や体重が重い方はコットのサイズや耐荷重をチェックしておきましょう。
スリムなタイプやワイドなタイプがあるので体型に合わせて選ぶことができます。
2人でベンチとして使用することを想定している方も、耐荷重のあるコットの方が安定感があります。
ハイコットよりローコットの方が耐荷重のある製品が多くあるので、特に体格の大きい方はローコットがおすすめです。
寝心地で選ぶ
出典:DOD
コットによって寝心地も様々です。選ぶ際に注目すべきポイントは、コットの足のフレーム部分の安定感とシートの張り具合と通気性です。
シートの張りが強いと体が沈みにくくなるので、寝返りがしやすく、安定感があります。逆に張りがやわらかいと体に良くフィットします。
さらにコットの足部分のフレームの数や材質によっても安定性が変わります。特にアルミやステンレスを使用したフレームは安定性が高いです。それぞれ使用する人の好みではありますが実際に寝転んでチェックできると良いでしょう。
また、コットのシート生地の通気性の良さは夏のキャンプでは必須です。特に生地がメッシュなっている製品がおすすめです。
設営方法で選ぶ
出典:snow peak
スピーディーに設営したいなら、足を折りたたみできるタイプがおすすめです!
逆に足をはめ込むタイプは、折りたたみ式に比べて設営に時間がかかりますが、コンパクトに収納が出来るので持ち運びに便利です。
使用シーンによって好みのタイプを選びましょう。
携帯性の良さで選ぶ
出典:DOD
最近のコットは軽量コンパクトでも安定性の高い製品が多くあります。
車に積載する際にかさばらない、キャンプ場で持ち運びに便利であるという点はキャンプを快適に過ごすために重要なポイントです。
最近ではバイクや電車で移動するソロキャンプの需要が高いのもあり、コンパクトで軽量なコットが数多く発売されています。チェックしておきましょう。
夏キャンプにおすすめのコット9選!
おすすめ①snow peak(スノーピーク)スノーピークコット ハイテンション
出典:snow peak
サイズ | 200×65×32(h)cm |
収納サイズ | 125×16.5×14.5(h)cm |
重量 | 6kg |
材質 | 生地:ポリエステル600D(PVC加工/撥水)、フレーム:アルミニウム合金、ステンレス |
snow peak(スノーピーク)のロングセラーコットです。32cmというハイコットとローコットの中間の高さが絶妙で、一見、ロースタイルの雰囲気を持ちながら、ハイコットの機能性も持ち合わせた汎用性の高いコットです。
最大の特徴は名前にハイテンションとあるように、寝る人の体重に合わせ、適度にテンションのかかったコット生地と、独自のフレーム構造が常に快適な寝心地をもたらします。安定性が高いのでハイコットのようにベンチとしても使用が可能です。
コットを開いて生地の四隅にパイプを挿入するだけなので設営も簡単です。ローコットかハイコットでどちらにするか、迷っている方におすすめのコットです。
【レビュー】
コット生地が厚手なのと、ピンとした張り具合のおかげで快適に就寝することができました。
ベンチとして3人で使用しましたが、生地が伸びずに安定性が抜群でした。
一般的なローコットよりコット下の風通りが良く、夏キャンプでも涼しく快適に眠ることができました。
おすすめ②Helinox(ヘリノックス)ライトコット
出典:montbell
サイズ | 185×60×13(h)cm |
収納サイズ | 53×13×13(h)cm |
重量 | 1.2kg |
耐荷重 | 120kg(静荷重) |
コンパクトチェアで人気の高いHelinox(ヘリノックス)のコットシリーズの中で最軽量のローコットです。片手でも持ち運びが可能な1.2kgの重量と53cm幅の収納サイズはバックパッカーやバイクでのソロキャンプに最適です。
お馴染みの超軽量、高強度のオリジナル合金(TH72M)を使用しているので安定性も抜群です。コストパフォーマンスの非常に高い製品です。
【レビュー】
ソロキャンプで使用しています。地面が凹凸でも濡れていても、これさえあれば快適です。
非常に軽量でコンパクトに収納できるので、バイクでのソロキャンプで愛用しています。コットの下に荷物を置けるので、狭いソロテントの室内空間を有効に使えます。
コット生地の張り具合が絶妙で、快適に眠ることができました。
おすすめ③Hilander(ハイランダー)軽量アルミローコット
出典:ナチュラム
サイズ | 約188×68×16(h)cm |
収納サイズ | 約14×55cm |
重量 | 2kg |
耐荷重 | 80kg |
材質 | 生地:ポリエステル、ポール:アルミニウム |
1万円前後で購入できるリーズナブルな軽量ローコットです。コット生地にポールを通して、足になる部品をポールにはめ込んで固定するだけの設営で、簡単スピーディーにできると評判です。
長さ14cmという驚きの収納サイズはリュックにも入ってしまうほどコンパクトです。耐荷重は値段の高いコットに比べて少し低めですが、十分な数値です。
機動性重視のソロキャンパーやキャンプ初心者、とにかくリーズナブルでコスパの良いコットを探しているという方におすすめのコットです。
【レビュー】
他社製のコットより、組み立てが簡単で設営時の時間短縮になりました。
この価格帯で十分過ぎるクオリティです。大事に使えば長く愛用できそうです。
部品数が少なく、設営が簡単。足もボタン一つで外せるので非常に便利です。
おすすめ④DOD(ディーオーディ)BAG-IN-BED(バックインベット)
出典:DOD
サイズ | 約183×72×15.5(h)cm |
収納サイズ | 約51×13×16(h)cm |
重量 | 約2.4kg |
耐荷重 | 120kg(静止時) |
材質 | 生地:600Dポリエステル、ポール:アルミニウム |
スタイリッシュなカラーとデザインが特徴のDOD(ディーオーディー)の人気ローコットです。バイクでのツーリングキャンプや、リュックでキャンプやフェスに参加するようなシチュエーションを想定して開発された軽量コットです。
重さは2.4kgで収納サイズも51cmと非常にコンパクトです。気軽にどこへでも持ち運びできますね。コット幅72cmは、他のコット製品の中でも比較的広めのサイズで、余裕を持ってゆったりと就寝することができます。
【レビュー】
はじめてのコットです。予想以上の寝心地でした。フロア上での就寝に戻れません!
生地のテンションが硬めで、包み込んでくれるような寝心地で快適でした。
組み立てに多少力がいりますが、慣れれば簡単にできるようになりました。収納がコンパクトになるので非常に便利です。
おすすめ⑤THERMAREST(サーマレスト)メッシュコット
出典:amazon
サイズ | 76×196cm |
収納サイズ | 46×18cm |
重量 | 2.08kg |
耐荷重 | 約158kg |
材質 | PVCメッシュアルミ、プラスチック |
コット生地にメッシュ素材を採用し、通気性が高く、暑い夏のキャンプの就寝にピッタリのローコットです。フレームを折り畳んでコンパクトに収納が可能です。
2本のポールを左右に通して、弓型の足をはめ込むだけの簡単設営。足フレームもテントのポールのようにショックコードが付いているのでスピーディーに展開できます。設営に力がいらないので女性でも簡単に設営することが可能です。
携帯性が抜群なので登山でのキャンプやソロキャンプにおすすめのコットです。
【レビュー】
体重80kgの私でも、コットの沈み込み具合ちょうど良く快適に眠ることができました。
夏のソロキャンプで重宝しています。普通の生地のコットに比べてかなり涼しい!
他のコンパックトコットに良くあるグラグラ感が全く無く、安定性が抜群でした。組立は慣れれば2分かかりません。
おすすめ⑥Coleman(コールマン)パックアウェイコット
出典:Coleman
サイズ | 約190×64×38(h)cm |
収納サイズ | 約94×17×22(h)cm |
重量 | 約4.6kg |
耐荷重 | 約80kg/コット、70kg×2/ベンチ |
材質 | 生地:ポリエステル、ポール:アルミニウム |
アルミフレームを採用したColeman(コールマン)の軽量ハイコットです。コット生地と足のフレームが一体になっていて、広げるだけで3秒で設営が可能!スマホなどの小物を収納できる便利なサイドポケット付きです。
ベンチとして使用したり、荷物置き場としての使用も可能です。足元の空間にも荷物を置けるので室内空間を有効に使うことができます。
組み立てがめんどくさい、キャンプ場での設営を時間短縮したい、という方におすすめのハイコットです。
【レビュー】
3歳と5歳の子供を連れてキャンプに行く時に、キャンプチェアだとよじ登ってひっくり返る危険性があるので、ちょうど高さの良いベンチとして使用するために購入しました。設営がとても簡単でビックリしました。
幅が狭いと思ったのですが、寝返りも普通にできました。寝心地も良かったです。
設営の速さ、耐久性が抜群です。サイドポケットは寝る時にスマホを収納できるので便利です。
おすすめ⑦DOD(ディーオーディー)HAMPEN IN THE SKY(ハンペンインザスカイ)
出典:DOD
サイズ | 約78×190×39(h)cm |
収納サイズ | 約44×25×22(h)cm |
重量 | 約5.9kg |
耐荷重 | 約180kg |
材質 | エアマット:TPU、ポール:アルミ合金、カバー:600Dナイロン(PUコーティング) |
なんとエアマットを内蔵し、驚きの寝心地を実現したコットです。そのふわふわした快適な寝心地は1度使い出したらやめられません!
普段はベンチとしても使えるハイコットスタイル、足を折りたためばテント内でも使用できるローコットスタイルとしても使用できます。
エアポンプを用意しなくても空気が入れられる便利なハンドポンプを内蔵。フレームの上にマットがある構造なのでコットを横に並べても凹凸が気にならず、ダブルベットとしての使用も可能です。
もちろんコンパクトに収納が可能!車での積載、持ち運びに非常に便利です。一つのコットでハイコット、ローコット、両方のスタイルで楽しみたい方におすすめです。
【レビュー】
足を付けずにフロア用のベットマットとしても使用できます。寝心地は最高です。
3人用のベンチとして使用しても安定感抜群でした。重さがあるのでオートキャンプ向けです。
ハンドポンプはスイスイ空気が入って思ったより楽でした。テントに合わせてハイスタイルとロースタイルと選べるので便利です。
おすすめ⑧OUT PUT LIFE(アウトフットライフ)EASY COT(イージーコット)
出典:amazon
サイズ | 約64×190×42(h)cm |
収納サイズ | 約97×11×24(h)cm |
重量 | 約5.8kg |
耐荷重 | 約150kg |
材質 | ポール:アルミニウム、張材:600Dポリエステル(PVCコーティング)、構造部材:鉄 |
超簡単時短設営が特徴の人気ハイコット。
袋から出して広げてコット生地の端をフレームに引っ掛け、コットのフレームをロックするレバーを足で踏むだけで生地にもテンションがかかり、あっという間に設営完了です。
慣れれば1分~2分で設営が可能です。
耐荷重も150kgあるのでベンチとして使用しても安定感抜群です。対磨耗性、耐候性の高いポリエステル600Dを採用。耐久性も抜群です。スマホや小物入れに便利なサイドポケット付きです。
スタイリッシュなデザインで設営が簡単なハイコットを探している方におすすめです。
【レビュー】
とにかく設営が早いのが時短で便利!腰痛持ちの奥さんもぐっすり眠れたと喜んでいました。
設営が簡単なハイコットで、なかなかスタイリッシュなデザインの製品がなかったので、この製品を購入して良かったです。
足のロック機構のおかげで安定性が高いです。少し重いのが難点ですが、買う価値のある製品です。
おすすめ⑨OGAWA(オガワ)ハイ&ローコットワイド
出典:OGAWA
サイズ | 191×71×45/25(h)cm |
収納サイズ | 19.5×59×17(h)cm |
重量 | 約5.2kg |
耐荷重 | 120kg |
材質 | ポリエステル |
品質の高いキャンプギアで有名なOGAWA製のワイドコットです。なんとコットの高さを足の差し込み口を変えるだけで、42cmと25cmの2段階の高さに調節が可能です。ハイコットスタイル、ローコットスタイル共に抜群の安定感と快適な寝心地です。
ベンチにも使えるハイコットスタイルとテント内でも使えるローコットスタイルの両方が楽しめる汎用性の非常に高いコットです。
OGAWAらしいシックな色合いと足フレームのデザインにも注目です。人気があるため入荷待ちの状態が多い製品です。
【レビュー】
さすがのOGAWA製!安定感、寝心地ともに最高でした。耐久性も抜群です。
コットの頑丈なフレーム構造のおかげで体重のある私でも安定性が良かったです。ボールの形をした足部分が地面への接地感をさらに高めている感じがします。
キャンプ場のサイトの状態や天気によって、ハイコット、ローコットと使い分けができるのはかなり便利です!
コットを使って夏のキャンプを快適に過ごそう!
一度、コット寝を体験したら、フロア上での就寝には2度と戻りたくないと思うはずです。コットはそれだけ快適な寝心地を提供してくれるのです。特に夏のキャンプの就寝では大活躍すること間違い無しです!ぜひ本記事を参考にしてみてください!