旅の道中で道の駅やサービスエリア、キャンプ場で車で寝泊りする「車中泊」が注目を集めています。宿代を節約できたり、キャンプではテントを設営せずに済むなどメリットがたくさんあります。
実は、車中で車のシートを倒して寝るだけでは快適な睡眠は得られないのです。今回は快適な睡眠をとるための「車中泊マット」にフォーカスして選び方やおすすめ商品を徹底解説していきます。
何故、車中泊マットが必要なのか?
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車中泊において快適な睡眠は最も重要なポイントです。眠りが浅いと翌日の行動や運転になどに支障をきたします。快適な睡眠をとるために何故「車中泊マット」が必要なのか解説していきます。
理由①シートアレンジの段差の解消
ミニバンによくあるシートアレンジですが、写真のように段差が大きくできてしまいます。このまま寝てしまうと腰や足を痛める原因になってしまい、快適な睡眠は得られません。この段差を無くすために車中泊マットが必要なのです。
理由②シートのクッション性の改善
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車のシートは思ったより固い座り心地になっているものが多く、睡眠時にそのまま倒したシートの上で寝返りをうったりすると、体が痛くなり、快適な睡眠がとれません。やわらかいクッション性のある車中泊マットを上に敷くことで劇的に改善することができます。
理由③断熱性の向上
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車中泊マットの中には優れた断熱性を持つウレタンフォームを素材にしている製品があります。表面が起毛素材になっている製品もあり、秋から冬にかけての少し肌寒い環境での車中泊でも寒さを防ぐことができます。
車中泊マットを選ぶポイント
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車中泊マットは多くのメーカーから様々な製品が発売されています。そこで早速マットを選ぶ上で大事なポイントを紹介していきます。
ポイント①マットの種類から選ぶ
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車中泊マットには大きく分けて3つのタイプに分かれます。車中泊の専用マットやキャンプや登山で使うマットを流用しているユーザーも見かけます。それぞれの性能を表にまとめました。参考にしてみて下さい。
クッション性 | 断熱性 | 準備のしやすさ | |
ウレタン系折りたたみマット | 〇 | ◎ | ◎ |
高(低)反発折りたたみマットレス | 〇 | △ | ◎ |
インフレータブルマット(空気膨張式) | ◎ | ◎ | △ |
ポイント②車内のサイズに合ったマットを選ぶ
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車は車種やメーカーによって車内の大きさも様々です。マットのサイズが大きすぎても入らなかったり、小さすぎて隙間ができてしまっても意味がありません。必ず車の車内のサイズとマットのサイズを確認しましょう。
マットのメーカーによっては連結できるタイプの製品や一部車種の専用設計になっている製品もあります。
ポイント③コンパクトに収納できるか?
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コンパクトに収納できるかはマットを選ぶ上で重要なポイントです。丸めて収納するタイプや折りたたんで収納するタイプがあります。車中泊旅行やキャンプでは他の荷物も積載するので積載スペースを考えて選ぶようにしましょう。
小さい袋などに収納できるタイプのマットの中には、撤収時に袋に収納する時にコツが分からないと苦労する製品もあります。メーカーサイトなどで収納方法を写真や動画で紹介しているメーカーもあります。参考にして選びましょう。
ポイント④インフレータブル式マットは空気の入れ方に注意
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インフレータブル式マットは手動や電動のポンプで空気を入れる製品や、バルブを開くだけで空気の出し入れができる自動膨張式の製品があります。バルブを開けて5分~10分程で空気が入ります。好みの固さにするには手動で空気を入れて微調整する必要があります。
手動や電動ポンプで空気を入れるタイプのマットはポンプが必要なのと準備にある程度の時間がかかります。その点、自動膨張式の製品は準備や撤収も素早くすることができ、ポンプも必要ありません。コストパフフォーマンス性が高くおすすめです。
デメリットとしてはマットに穴が開いてしまうと空気が抜けて使えなくなってしまう点です。
【最新】おすすめのコスパが高い「車中泊マット」6選!
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車中泊マットの特性や選び方、参考になりましたでしょうか?ここからは私がおすすめする車中泊マットを価格順に紹介していきます。
おすすめ①アイリスオーヤマ 車中泊マット
出典:楽天市場
値段 | 1980円(税込) |
サイズ | 幅65×奥行190×高さ3センチ |
重量 | 約1.3kg |
素材 | 190Tポリエステル、高密度ウレタンフォーム |
2000円以下のリーズナブルなインレータブルタイプの車中泊マット。高密度ウレタンフォームを使用。厚みが3センチありクッション性も価格の割に良好です。枕付きなのがポイントです。収納時には幅20×長さ32センチとかなりコンパクトになります。
2つのマットをボタンでつなげられ拡張も可能。この価格帯でなんと自動膨張式!準備に時間がかかりません。非常にコストパフォーマンスに優れたマットです。車中泊初心者におすすめです。
おすすめ②ニトリ6つ折りマットレスシングル
出典:ニトリ公式サイト
値段 | 3045円(税込) |
サイズ | 幅97×奥行197×高さ3センチ |
重量 | 約1.35kg |
素材 | ウレタンフォーム |
6つ折りにすることでコンパクトに収納でき、車中泊の準備にも時間がかかりません。厚みが3センチありクッション性も良好です。値段もお手頃!車中泊マニアの間で流行していて口コミでも良いレビューが多いです。コストパフォーマンスに優れたおすすめマットです。
おすすめ③FIELDOOR(フィールドア)車中泊マットSサイズ
出典:fieldoor.com
値段 | 3850円(税込) |
サイズ | 幅65×奥行190×高さ5センチ |
重量 | 約1.9kg |
素材 | 高密度ウレタンフォーム |
空気を入れて膨らますインフレータブルタイプの車中泊マットです。自動膨張式なので空気の出し入れも簡単で準備の時間を短縮できます。高密度ウレタンフォームを使用することにより断熱性も抜群。コストパフォーマンスに優れたマットです。
専用の袋に入れれば収納も幅20×長さ67センチとコンパクトに収まります。厚みも5センチありクッション性も抜群です。カラーもブラウン、ブラック、オレンジの3種類から選べます。サイズ的にソロ車中泊ユーザーにおすすめです。
おすすめ④Hilander(ハイランダー) スエードインフレーターマット2つ折り仕様(枕付きタイプ)3.2センチ
出典:ナチュラム公式サイト
値段 | 3980円(税込) |
サイズ | 幅60×奥行180×高さ3.2センチ |
重量 | 約1.4kg |
素材 | 表(裏)生地:ポリエステル100%/PVCコーティング |
アウトドア通販で有名なナチュラムのオリジナルブランドであるHilander(ハイランダー)のインフレータブルタイプのマットです。この価格で自動膨張式です。枕部分は手動で空気を入れる必要があります。
真ん中で2つ折りにすることで幅18×長さ33センチのコンパクトな収納サイズを実現。厚みも3センチありクッション性も十分。肌触りのいいスエード素材も特徴。うれしい枕付き。コストパフォーマンスに優れたマットです。
おすすめ⑤Coleman(コールマン)アドベンチャーエクストラデュラブル エアーベット
出典:楽天市場
値段 | 6300円(税込) |
サイズ | 幅185×奥行135×高さ20センチ |
重量 | 約2.5kg |
素材 | ポリエステル/PVC |
手動や電動ポンプで空気を入れるタイプのインフレータブルマットです。圧巻の20センチによる厚みによるクッション性は快適な睡眠をもたらしてくれます。
収納時には36×30×9センチとかなりコンパクトに収まります。ダブルレイヤー構造によりパンクなどの空気漏れに強く、軽量なのが特徴です。ミニバンにちょうど収まるサイズなので家族での車中泊におすすめです。
おすすめ⑥THERMAREST(サーマレスト)ベースキャンプ レギュラー
値段 | 11550円(税込) |
サイズ | 幅51×奥行183×高さ5センチ |
重量 | 約1.14kg |
素材 | 75Dポリエステル |
登山系の寝袋やマットで有名なサーマレストから販売されてるインフレータブルタイプのマットです。サーマルフォームという特殊構造で断熱性を表す値が上位ランクのR5になっています。厚みが5センチありクッション性にも優れています。
収納時も幅18×長さ54センチとコンパクトに収まります。自動膨張式で空気の出し入れも簡単で準備に時間がかかりません。本格的な性能を持ちながら価格も抑えられているコストパフォーマンスに優れたマットです。冬場の車中泊におすすめのマットです。
快適な睡眠こそ車中泊の基本!
出典:photoAC
車中泊の旅を楽しむには体が元気でいることが大事です。快適な睡眠をとるために車中泊マットはかかせません。この記事を参考にして自分の体に合った車中泊マットを探してみてください。