雨キャンプのテント撤収でこんな経験はありませんか?
「濡れて泥まみれになったテントの片付けが超大変・・・」
「収納ケースに収めるのが至難の業・・・」
「ビニール袋に収納して持ち帰ったけど、車内が水浸し・・・」
そんなときは、防水素材のドライバッグがあれば撤収作業もスムーズに行え大活躍!
大容量サイズのドライバッグがあれば、濡れてかさばるテントも収納しやすく、車内を汚さず持ち帰ることが可能です。
そこで今回は、雨キャンプのテント撤収に大活躍する大容量サイズの「ドライバッグ」を大特集!
「事前の雨対策」や「濡れたあとの手入れ方法」も合わせて紹介していますので、雨キャンプを快適に楽しみたい方はぜひ参考にしてみてくださいね!
当記事のコンテンツ
雨キャンプのテント撤収にドライバッグが大活躍!
ドライバッグとは、防水加工が施されたスタッフバッグのこと。
耐水性に優れたPVC(ポリ塩化ビニル)やターポリン(合成樹脂素材)を使用し、縫い目に水漏れを防ぐシームテープ加工が施されているのが特徴であり、アウトドアで濡れたものや濡らしたくないものを持ち運ぶときに大活躍します。
ドライバッグはこんなときに大活躍!
- 濡れたテントやタープを収納して持ち帰るとき
- 濡らしたくない衣服やギア用品を持ち運ぶとき
- キャンプで出たゴミを持ち帰るとき
雨で濡れたテントやタープは水分をたっぷり含んでいるので重くかさばり、付属のケースに収納するのが至難の業・・・。
家庭用のビニール袋(ゴミ袋)に収納して持ち帰ることも出来ますが、破れやすく溜まった水がこぼれて帰宅した頃には車内が水浸し・・・なんてことも。
出典:コールマン公式サイト
ドライバッグを使うメリットとは?
- 綺麗に折りたたまなくても収納しやすい
- 耐久性のある素材を採用しているので丈夫で破れない
- 密閉して持ち運べるので水がこぼれず車内を汚さない
- テント以外、濡れたギアや衣服も収納できる
- 泥で汚れても水洗いできるので手入れが簡単
ドライバッグ | ビニール袋(ゴミ袋) | |
収納力 | ◎ 大型テントまで収納可能 |
◯ ソロテントまで収納可能 |
耐久性 | ◎ 強度が高く破れに強い |
△ 破れやすい |
お手入れ | ◎ 汚れても水洗い可能 |
ー 基本的に使い捨て |
機能性 | ◎ 防水性や密閉性が非常に高い |
△ ほぼ機能なし |
価格 | ◯ やや高め |
◎ 安い |
雨キャンプにドライバッグがあることで面倒なテントの撤収も素早く行なえ、車内も汚さず持ち帰ることができるなどメリットが盛りだくさん!
これまで濡れたテントの撤収作業に悪戦苦闘していた方やビニール袋を代用していた方は、ドライバッグを取り入れることで雨キャンプも手間が掛からず楽しむことが出来ますよ!
濡れたテントの撤収に最適なドライバッグの選び方
ドライバッグには、「容量」や「種類(タイプ)」に違いがあり、それぞれ特徴が異なるため最適なモデルを選ぶ必要があります。
ここでは、濡れたテントの撤収に最適なドライバッグを選ぶポイントを紹介していきますので、購入をご検討の方は参考にしてみてくださいね。
ポイント①テントサイズに合った「容量」をチェックしよう!
出典:楽天市場
ドライバッグには、小型から大容量までさまざまなサイズがあるため、お手持ちのテントサイズに合った「容量」を選ぶ必要があります。
テントサイズに合ったドライバッグの容量は、以下を目安にしよう!
- ファミリーサイズの大型テント・・・ドライバッグの容量「100L前後」を目安
- ソロサイズの小型テント・・・ドライバッグの容量「35L以上」を目安
参考までに、ドライバッグの代表モデル「コールマン アウトドアドライバッグ/L」と主要なファミリーテントのサイズ比較(収納サイズ)をまとめてみました。
主要アイテム | サイズ比較 |
コールマン アウトドアドライバッグ/L (110L) |
本体:φ40×長さ95cm |
コールマン タフスクリーン2ルームハウス/MDX |
収納サイズ:φ32×長さ74cm |
スノーピーク ランドロック(キャリーバッグ) |
収納サイズ:33×高さ36×長さ75cm |
また、主要ソロテントの収納サイズと「コールマン アウトドアドライバッグ/M」の容量との比較が以下となります。
主要アイテム | サイズ比較 |
コールマン アウトドアドライバッグ/M(35L) |
本体:φ28×長さ61cm |
コールマン ツーリングドーム/ST |
収納サイズ:φ19×長さ49cm |
テンマクデザイン サーカスTC コンフォートソロ |
収納サイズ:直径24×長さ57cm |
雨に濡れたテントは畳みにくくかさばりやすいので、綺麗に折りたたまなくても収納しやすいよう余裕を持ったドライバッグの容量を選ぶのがポイントです。
ポイント②ドライバッグの「種類」をチェックしよう!
ドライバッグには、「ロールアップ型」と「ダッフル・トートバッグ型」の2種類があります。
ロールアップ型
出典:Amazon
ロールアップ型ドライバッグの特徴が以下の通りです。
- 開口部が広く、荷物の出し入れがしやすい
- くるくる丸めて密閉できるので水漏れしない
多くのドライバッグに採用されているロールアップ型は、開放部をくるくる丸めて密閉できるので水漏れの心配がなく、防水性を重視した方におすすめです。
ダッフル・トートバッグ型
ダッフル・トートバッグ型ドライバッグの特徴が以下の通りです。
- 手提げスタイルで持ち運びしやすい
- キャンプ以外、マリンスポーツなどさまざまなアウトドア用途に使える
ショルダーや大きな取っ手が付いたダッフル・トート型は、手提げスタイルや肩掛けにできるので持ち運びしやすいのが特徴。
濡れたテント以外、ギア用品や衣服も収納しやすいので、さまざまなアウトドア用途で便利に持ち運びたい方におすすめです。
雨キャンプのテント撤収におすすめの大容量ドライバッグ5選
それではここから、雨キャンプのテント撤収におすすめの大容量ドライバッグを厳選して5つご紹介していきます。
おすすめ①コールマン アウトドアドライバッグ/L
出典:コールマン公式サイト
濡れたテントや濡らしたくないギア用品の収納に大活躍するコールマンの防滴ドライバッグ。
約110Lの大容量サイズ(φ40×高さ95cm)で濡れたファミリーテントの撤収に最適です。
出典:Amazon
開口部がロールアップを採用しているので水を漏らさず積載して移動することが可能。
ショルダーベルトが付属しているので、重くなったドライバッグを持ち運ぶときに便利です。
サイズ | 使用時:約φ40×高さ95cm 収納時:約35×20cm |
容量 | 容量:約110L |
重量 | 約770g |
材質 | PVC |
アウトドアドライバッグ/Lの購入者レビュー
よっぽど大型のコットン生地のテントとかで無ければ、大概のものが入ります!雨の日はもちろんですが、晴れた日でも細かいものをどさっと入れるのに便利!
おすすめ②シートゥーサミット ウルトラシルパックライナー
「海から山頂」まで使える機能的ギアを展開するオーストラリア発「シートゥーサミット」の超軽量ドライパック。
耐久性と軽さを兼ね備えたコーデュラナイロン素材にポリウレタンコーティングが施され、携帯性と防水性に優れています。
広く開口するロールトップ仕様で荷物の出し入れがしやすく、しっかり密閉できるので水を漏らさず安心して持ち運ぶことが可能。
S・M・Lの3サイズを展開しているので、小型テントからファミリーテントまで最適な容量を選ぶことができます。
サイズ | S:(49×16)×79cm M:(51×20)×90cm L:(55×25)×122cm |
容量 | S:50L M:70L L:90L |
重量 | S:74g M:98g L:126g |
材質 | 30DNコーデュラナイロン(シリコン加工+PUコート) |
ウルトラシルパックライナーの購入者レビュー
薄くて丈夫で使いやすい。幅広で口が大きく開くので整理もしやすく買って良かったです。生地がつるつるするので荷物が入れやすいです。
おすすめ③アクアクエスト ローグドライバッグ100L
出典:Amazon
防水性能に優れたタープやギアアイテムを展開するカナダ発アウトドアブランド「アクアクエスト」のドライバッグ。
生地の内側と外側も防水加工が施されており、一時的な水没にも耐えるほど高い防水性能を誇ります。
出典:Amazon
ヘビーデューティーな70Dナイロンと丈夫なステッチを使用し、過酷なテストにも耐える優れた耐久性も嬉しいポイント。
5サイズ(10・20・30・60・100L)がラインナップしているので収納物に合わせて最適な容量を選ぶことができます。
サイズ | 10L:幅30×長さ45cm 20L:幅40×長さ60cm 30L:幅50×長さ70cm 60L:幅62×長さ80cm 100L:幅75×長さ100cm |
重量 | 10L:150g 20L:195g 30L:265g 60L:315g 100L:415g |
材質 | 70Dナイロン |
ローグドライバッグの購入者レビュー
防水性が高く、使ってない時はコンパクトになるのでとても便利。テントもタープも濡れた服もサッと水気をとって放り込んでツーリングバッグにくくりつけて帰りました。
おすすめ④アッソブ(AS20V) PPクロスダッフルバッグ
出典:UNBY公式サイト
「ええ塩梅(あんばい)」を社名に引用した日本発”UNBY(アンバイ)株式会社”が運営するバッグブランド「アッソブ(AS2OV)」のダッフルバッグ型ドライバッグ。
レジャーシートにも使用させるポリプロピレンをラミネートしたPPクロス素材を採用し、軽く防水性に優れます。
出典:UNBY公式サイト
幅60×奥行20×高さ45cmの大容量サイズでファミリーサイズのテントも収納することが可能。
肩に掛けられるダッフルバッグ型なので重くなった収納物も楽々持ち運ぶことができます。
サイズ | 幅600×奥行200×高さ450mm |
重量 | 340g |
材質 | ポリプロピレン |
PPクロスダッフルバッグの購入者レビュー
キャンプで使用!かなりの荷物が入るサイズ感で満足です。
おすすめ⑤ストリームトレイル Mero-0
フライフィッシング用品を手掛ける”チャップス”が運営する日本発アウトドアブランド「ストリームトレイル」の大容量防水トート。
防水性の高いターポリン素材を採用し、ファミリーテントやダイビング機材などかさばる荷物を収納して持ち運ぶときに便利な大容量94Lサイズです。
濡れた収納物を入れた際にたまった水が抜けるドレインプラグが付属しているので、汚れても手入れが楽々。
サイドハンドルも付属しているので重い荷物の持ち運びが便利です。
サイズ | 幅62×奥行33×高さ46cm(取っ手・フラッグ含まず) |
容量 | 94L |
重量 | ー |
材質 | ターポリン、ポリエステル |
Mero-0の購入者レビュー
ダイビング器材を入れています。ウェットスーツとBCDを含めて全ての器材が収納出来ますし、バッグをバケツがわりにして器材のつけ洗いができます。
事前にやっておくべき5つの雨対策
出典:O-DAN
いつ何時天候が急変しても慌てないよう、突然の雨に備えて対策しておくと雨キャンプも余裕を持って楽しむことが可能です。
そこで以下に、事前にやっておくべき雨対策を5つご紹介していきます。
事前にやっておくべき5つの雨対策
- 雨に強い素材のテントを選ぶ
- 水捌けのよい場所にテントを設置する
- 雨除けにタープを併用する
- ペグが抜けにくいよう対策しておく
- ポンチョやレインブーツを用意しておく
それぞれ解説していきます。
雨対策①雨に強い素材のテントを選ぶ
出典:Amazon
事前に雨対策を意識して、「雨に強いテント」を選ぶことで突然の雨でも安心してキャンプを楽しむことができます。
人気の高いコットン素材は遮光性や難燃性に優れていますが、雨に濡れると重くなりカビやすくなるので、耐水性や撥水性・速乾性に優れた「ポリエステル・ナイロン素材」のテントを選ぶようにしましょう。
その場合、「耐水圧1,500mm」以上のスペックがあれば、雨が降っても快適にテント内で過ごすことができおすすめです。
テントを設置する場合、必ずグランドシートを敷くようにしましょう。地面の泥汚れを防ぐことができのでテント撤収の片付けをスムーズに行うことができるほか、テント生地を痛めず長持ちさせることが可能です。
雨対策②水捌けのよい場所にテントを設置する
出典:O-DAN
テントを設営するときは、事前に水捌けのよい「芝生サイト」や「砂利サイト」を選んで設置するようにしましょう。
土や砂のサイトにテントを張ると、雨が降ったときに泥汚れがひどく、撤収や手入れが大変です。
また、窪地や低地も雨が降ると水溜まりができやすく、ひどい場合はテントが浸水してしまうので注意が必要。
なるべく周囲より高地になっている場所を選んで設営するようにしましょう。
雨対策③雨除けにタープを併用する
出典:写真AC
テントのほかに、タープを併用して設置するのも雨対策に効果的です。
広いリビングスペースを確保できるほか、雨が降ってもテントの出入りがしやすくなります。
また、タープを屋根代わりに設置することで雨が降ってもテントを濡らさず撤収作業もスムーズに行うことができるでしょう。
タープ上に雨が溜まってしまうと重みで倒壊してしまう危険性があるので、事前に高低差を作るようにガイロープで調整し、雨水が落ちやすいよう逃げ道を作っておくようにしましょう。
雨対策④ペグが抜けないよう対策しておく
出典:写真AC
雨が降ると地面がぬかるみ、ペグが抜けやすくなります。
雨のなかペグが抜けると再度ペグダウンするのが困難となり、固定力も弱まるので雨風の強い日は危険です。
そのため、ペグを打ち込んだ上に重い石を乗せておくなど対策しておくとよいでしょう。
付属のペグでは耐久性が低く曲りやすいでの、強度が強くガンガン地面に打ち込める「鍛造ペグ」を買い揃えておくのがおすすめ!地面の状況にもよりますが、「30cm以上」の長さがあれば固定力が高まり安心です。
丈夫な「鍛造ペグ」については、こちらの記事をご参考に!
雨対策⑤ポンチョやレインブーツを用意しておく
出典:写真AC
雨のなか、テントを撤収すると全身ズブ濡れになって作業効率も落ちるので、必ずポンチョやレインブーツを準備しておくようにしましょう。
タープを併用して設置している場合は、先にテントを撤収しタープの下で片付けをすることで効率よく作業することができるでしょう。
ポンチョやレインブーツについては、こちらの記事をご参考に!
【撤収後の手入れ方法】雨で濡れたテントは手入れが必須!
雨で濡れたテントを持ち帰ったら、必ずしっかり乾燥させてから保管するようにしましょう。
そのまま放置しておくと、カビが生えたり嫌なニオイが付いたりしてしまいます。
濡れたテントの手入れ方法
- まずはベランダや浴室で濡れたテントを広げる
- 吸水性のよいタオルで水分をしっかり拭き取る
- 風通しのよい場所に陰干しして、しっかり乾燥させる
- 必要に応じて撥水加工を施す
ポイントは、帰宅したらすぐ収納袋から濡れたテントを取り出し乾燥させること。
面倒だからと手入れを後回しにして放置してしまうとカビが生える原因となり、お気に入りのテントが台無しになってしまいます。
庭が無かったりベランダが狭かったり干す場所に困ったら、浴室である程度まで乾燥させ、室内用物干しにテントを広げ、エアコンや布団乾燥機を有効に活用するとよいでしょう。
太陽の直射日光を長時間テント生地に当てると、紫外線により劣化する原因となります。テントを屋外で干す場合はなるべく直射日光を避け、風通しのよい日陰に干すようにしましょう。
テント専用クリーニング業者を利用すれば、洗濯や乾燥に加え、撥水加工まで施してくれるので大事なテントを長持ちさせることができおすすめです。
テントクリーニング.com
スノーピーク テント乾燥サービス
濡れたテントの手入れに効果的な吸水速乾タオルは、こちらの記事をご参考に!
まとめ
今回は、濡れたテントの撤収に大活躍する「ドライバッグ」をご紹介してみました。
防水素材の大容量ドライバッグがあれば、雨で濡れ重く汚れたテントを素早くサッと収納でき、車内を水浸しにすることなく持ち帰ることができ便利です。
これまで濡れたテントの撤収作業で悪戦苦闘していた方は、今回紹介した「おすすめ商品」や「雨対策」「手入れ方法」を参考に、ドライバッグをゲットして快適な雨キャンプを楽しんでみてくださいね!