キャンプの調理器具として人気の「スキレット」。簡単な料理から、手のこんだ料理まで、幅広く作れるのが魅力ですよね。
ソロ用の小さい物から、ファミリー向けの物まで、たくさんの種類のスキレットがあり、家庭でもスキレット料理を楽しむ人も増えています。
今回は、スキレットで簡単に作れる「ローストビーフ」をご紹介します。
短時間&ほぼほったらかしで出来るので、時短で作りたいキャンプ飯にもぴったり!
ぜひ参考にしてみてください。
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スキレットとローストビーフは相性抜群!
スキレットの魅力は、なんといっても「熱伝導の良さ」と「保温性」。
時短で調理ができて、ある程度ほったらかしでも、予熱で仕上げてくれるスグレモノなのです。
ローストビーフで大事なのは、最初に高温で表面に焼き目をつけること。
スキレットは、熱伝導が良いので、高温かつ短時間で焼き目をつけ、肉の旨味を閉じ込めることができるのです。
そして、肉の内側をレアに仕上げる為には、じんわりとした調理が必要。スキレットの保温性の特性から、じんわり調理が可能なのです。さらに、火を消した後も、予熱で柔らかに仕上げることが可能。
以上のことから、スキレットとローストビーフは最高の相性と言えます。
それでは、さっそくローストビーフを作っていきましょう!
材料
材料(2人前)
- 牛肉ブロック(赤身)・・・200〜300g
- 赤ワイン・・・100cc
- バター・・・大さじ1
- 砂糖・・・大さじ1
- 醤油・・・大さじ1
- お好みの塩&スパイス(ガーリック配合がおすすめ)
牛肉のブロック(かたまり肉)を使います。もも・ロース・ヒレ・サーロインなど、赤身が多い部位がおすすめです。脂が多い部位だと、冷めた時に硬くなってしまうのが理由です。
肉の量は、使うスキレットや人数に合わせてください。(1人分100〜150g)
今回は、牛肩ロース肉230gを使いました。
肉の味付けは、クレイジーソルトやアウトドアスパイスがおすすめ。塩やガーリック、肉に合うスパイスが配合されているからです。
今回は、クレイジースパイスと黒瀬スパイスを使いました。
作り方
1.スパイスをすりこむ
冷蔵庫から肉を取り出し、クレイジーソルト・黒瀬スパイスなどを肉にすりこんでいきます。肉の表面が、まんべんなくスパイスで埋まるぐらいが目安。
通常は、にんにくをすりこんでから、塩・コショウをします。時短で作りたい時は、ガーリック入りのスパイスソルトが便利。
2.肉を常温に戻す
スパイスをすりこんだら、キッチンペーパーに包んで、1時間ほど放置して常温に戻します。炎天下のキャンプ場では、放置は危険なので、発泡のケースやクーラー(氷なし)に入れるなどの工夫が必要です。
キャンプ場へ着くまでの移動中に、安全な方法で常温に戻すのをおすすめします。
冷蔵庫から出したての肉は、温度が低く長時間加熱することになります。ローストビーフは、肉の赤みを残さなければいけませんから、長時間の加熱はNG。常温に戻してから調理するのが必須なのです。
3.スキレットを加熱する
肉を常温に戻したら、さっそく焼いていきましょう!
と、その前にスキレットを加熱します。ガンガン強火で熱して、白い煙がたったら、肉を投入します。
スキレットを十分に熱するのは、短時間で焦げ目をつけ、肉汁や脂肪分などの旨味をとじこめるため。
4.肉を全面焼いていく
裏表だけじゃなく、トングなどを使って肉の側面もしっかり焼いていきましょう。ひとつの面につき、30秒ぐらいが目安です。
強火で短時間で焼くのがコツ。焼きすぎると、赤みが少なくなるので、表面だけ焦げ目がつけばオッケー!
5.蒸し焼きにする
赤ワイン100ccを入れます。強火でアルコールを飛ばしてください。
フタをして、弱火で5分間蒸し焼きにしていきます。5分たったら、火を止めてフタを開けずにそのまま5分放置します。
スキレットは保温性が抜群なので、火を消してから予熱で調理すると、柔らかく仕上がるのです。
6.アルミホイルで包み粗熱を取る
アルミホイルで包んで粗熱を取ります。肉を休ませて、肉汁が流れ出すのを防ぐためです。すぐに切ってしまうと、せっかく最初に強火で肉汁を閉じ込めたのが、台無しになってしまいます・・・。
7.ソースを作る
粗熱をとっている間に、ソースを作りましょう。スキレットに残った赤ワインを利用してソースを作っていきます。
砂糖大さじ1、醤油大さじ1を足して、弱火で温めます。
仕上げにバター大さじ1を入れて出来上がりです。普通のバターの他に、ガーリック入りのマーガリンもおすすめ。
赤ワインが苦手な人は、水を足して薄めるなどして調整してみてください。
8.付け合せを作る
ソースを作り終わっても、まだローストビーフの粗熱はとれていません。
ローストビーフだけでも十分美味しいのですが、付け合せがあると、より一層ローストビーフが引き立ちます。盛り付けも華やかになって一石二鳥!
ローストビーフの付け合せは、マッシュポテトが王道ですよね。でも、じゃがいもを茹でて潰して味付けして・・・。って、ちょっと面倒ですよね?
せっかく時短でローストビーフを作ったのなら、付け合せも時短しちゃいましょう。
「キャンプでおすすめの常温保存できる美味しいインスタント食品9選!」
の記事でも紹介した、「北海道じゃがマッシュ」で、バジル風味のじゃがマッシュを作っていきます。
北海道じゃがマッシュ30gに対して、お湯を120cc注いで混ぜます。
できたマッシュポテトに、バジルソースを入れて混ぜると、バジル風味のマッシュポテトの出来上がり!今回は、キューピーの「イタリアンテバジルソース」を使いました。
スキレットで簡単ローストビーフのできあがり!
それでは、さっそくローストビーフを切っていきましょう!
程よいレア感!!美味しそうな「ローストビーフ」の出来上がりです!
バジル風味のマッシュポテトと、プチトマトを付け合わせにしました。
まとめ
今回は、スキレットで簡単にできる、「ローストビーフ」をご紹介しました。
スキレットは熱伝導が良く、保温性もあるので、ローストビーフ作りにとても適しています。時短で作れるので、キャンプや家でも楽しめるスキレット料理です。
ぜひ、本記事を参考に、キャンプやお家時間をお楽しみください。