寝袋

2023年10月9日 /

車中泊キャンプにおすすめの寝袋7選!秋冬に最適な選び方も解説!

ZEEN

出典: O-DAN

テントを設営する手間を省き、キャンピングカーやカスタムした車内で寝泊まりする車中泊キャンプ。

「VAN Camp(バンキャンプ)とも呼ばれ、アウトドア初心者でも手軽に楽しめ自由気ままなキャンプ旅が出来るとして人気ですが、冷え込みの厳しい季節は暖かく眠れる寝袋(シュラフ)が必須アイテム。

そこで今回は、秋冬シーズンの車中泊キャンプにおすすめの寝袋を大特集!

コールマンやモンベルなど人気ブランドを始め、コスパに優れた寝袋やオールシーズン対応モデルなど厳選してご紹介していきます!

秋冬の車中泊キャンプに最適な寝袋の選び方

出典:O-DAN

秋冬の車中泊キャンプに最適な寝袋を選ぶときは、以下の3つのポイントに注目してみましょう。

ポイント①「封筒型」か「マミー型」か、寝袋の「形状」に注目しよう!

出典:ロゴス公式サイト

寝袋には、「封筒型」と「マミー型」の2種類の形状があり、それぞれ特徴が異なります。

封筒型は、お布団のように出入りしやすく寝返りが打ちやすいのでゆったりとした寝心地が特徴です。

また、マミー型は密着度が高いので窮屈感を感じやすいですが、頭までスッポリ被れ寝袋内に余分な空間を作らないので保温性が高いのが特徴となります。

そのため、快適な寝心地を重視するなら「封筒型」、また保温性を重視するなら「マミー型」がおすすめです。

おすすめの封筒型寝袋(シュラフ)は、こちらの記事をご参考に!

ゆったり熟睡!封筒型冬用シュラフの選び方やおすすめ5選をご紹介!

ポイント②保温力重視なら「ダウン(羽毛)」、使い勝手重視なら「化繊」の中綿を選ぼう!

出典:写真AC

寝袋の中綿には「ダウン(羽毛)」と「化繊(ポリエステルなど)」の2種類があり、保温性や使い勝手に大きな違いがあります。

ダウン(羽毛)は多くの空気を含めるので非常に保温性が高く、軽量コンパクトに収納して持ち運び出来るのが最大のメリットですが、水に濡れると保温性が低下しやすく、手入れが大変なのがデメリット。

また、化繊の中綿はダウンに比べると重く嵩張りやすいですが、速乾性があるので汗や水に濡れても乾きが早く保温力をキープでき丸洗い出来るのがメリットとなります。

それぞれ一長一短ありますが、高い保温力や携帯性を重視するなら「ダウン(羽毛)」を、また使い勝手や手入れのしやすさを重視するなら「化繊」の中綿がおすすめです。

ポイント③季節に合った「快適温度」を選ぼう!

出典:コールマン公式サイト

暑すぎず寒すぎず車中泊で快適に眠るためには、季節に応じた「快適温度」を選ぶのがポイントです。

特に寒い冬の季節に車中泊する場合は、安全のためエンジンを停止して眠る必要があるため車内温度が氷点下になることも。

厳冬期にエンジンを停止させた状態の車内温度は想像以上に急低下します。外気温と車内温度の関係に加えて車内の広さにもよりますが、実験では、外気温が約-10℃で車内温度が約25℃であった場合、エンジン停止と同時にヒーターを停止させると、わずか1時間後の車内温度は約15℃も低下し、3時間を経過する頃には氷点下にまで下がりました。

引用:JAF(日本自動車連盟)公式サイトより

そのため秋冬の車中泊キャンプでは、目安として「0度から−5度」を、また厳冬期なら「−5度から−15度」くらいまで対応した快適温度の寝袋を選ぶのがおすすめです。

最低気温より「−5度」余裕を持とう!

現地の予想される最低気温が5度の場合、−5度余裕を持たせて0度に対応した快適温度の寝袋をえらぶのがポイント!予想以上に冷え込み寒くて眠れない・・・という状況を回避できます。

寝袋の快適温度や選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています!

【快適使用温度とは?】シュラフの基礎知識や選び方を徹底解説!
冬キャンプのシュラフの選び方とは?寒い冬を快適に過ごすポイントを徹底解説!

秋冬の車中泊キャンプにおすすめの寝袋(シュラフ)7選

それではここから、秋冬の車中泊キャンプにおすすめの寝袋をご紹介していきます。

選ぶポイントを踏まえたうえで、最適な寝袋を見つけてみてくださいね。

おすすめ①コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ

出典:コールマン公式サイト

3つのレイヤーを組み合わせることで4シーズンに対応したコールマンのマルチレイヤースリーピングバッグ。

アウトレイヤーとミッドレイヤー・フリースの3層構造で冬は−5度まで対応し、分割して自由に組み合わせることでオールシーズン使用できます。

出典:コールマン公式サイト

ゆったりワイドな封筒型で窮屈感がなく、車中泊でもお布団のような抜群の寝心地を得ることが可能。

中綿にポリエステル素材を使用しているので洗濯機で丸洗いでき、お手入れ簡単なのが魅力的です。

サイズ 使用時:(約)90×200cm
収納時:(約)52×29×38cm
重量 約4.9kg
形状 封筒型
保温材 中綿:ポリエステル
快適温度 アウトレイヤー+ミッドレイヤー+フリース:−5度
アウトレイヤー+ミッドレイヤー:5度
ミッドレイヤー+フリース:12度

コールマン マルチレイヤースリーピングバッグの購入者レビュー

・真冬にはこれだけでとても暖かい!暖房器具は必要ないくらいの暖かさ。
・大きさが気にならない方であればおすすめです。自分はキャンプのほか車中泊でも使っており万能寝袋です。

おすすめ②ロゴス ミニバンぴったり寝袋・−2

出典:ロゴス公式サイト

ミニバンの室内サイズに合わせたワイド幅(約142cm)が特徴的なロゴスの「ミニバンぴったり寝袋」。

分離することで2つの寝袋として使用できたり敷物にしたり、使い勝手が良くコスパに優れています。

出典:ロゴス公式サイト

−2度まで対応した適正温度で寒冷期の車中泊でもエンジンを切って快眠可能。

収納時はクッションにもなるので使い勝手がよく、大型洗濯機で丸洗いも出来るので清潔に保つことが出来ます。

サイズ 使用時:(約)幅142×長さ190cm
分離時:(約)幅71×長さ190cm(1pcs)
収納時:(約)縦49×横24×高さ36cm
重量 約3.6kg
形状 封筒型
保温材 中綿:ダイナチューブファイバー
適正温度 −2度まで

ロゴス ミニバンぴったり寝袋・−2の購入者レビュー

・収納したときクッションとして使えるためコンパクトではないですが、軽いし暖かいし、何と言っても可愛いです。大満足。
・薄いのに暖かい。冬の高山でも汗ばむぐらいでした。

おすすめ③スノーピーク セパレートシュラフ オフトンワイドLX

出典:スノーピーク公式サイト

「掛け+敷き」お布団をコンセプトにオールシーズン使用可能なスノーピークの「セパレートシュラフ オフトンワイドLX」。

日本のお布団の寝心地感をヒントに、セパレートにすることで掛け布団を部分的に掛けたり足元と胸元だけ開放させたり幅広い季節に対応できます。

出典:スノーピーク公式サイト

高い保温性を誇りながら抗菌防臭加工が施された高機能保温素材を採用し、下限温度3度まで対応。

幅110cmのワイド仕様で車中泊でもゆったり快眠することが出来ます。

サイズ 掛け:110×200cm
敷き:105×210cm
収納時:Φ34×56cm
重量 3,600g
形状 封筒型
保温材 中綿:アモノフォロファイバー(化繊)
使用温度 快適温度:8度、下限温度:3度

スノーピーク セパレートシュラフ オフトンワイドLXの購入者レビュー

・冬の車中泊、これだけで寝れる。普通の布団より暖かいんで家でも使っています。
・何と言っても便利なのが、撥水性とともに上(掛け布団)と下(敷布団)に2分割できること。汚れにくく清潔に保てます。

おすすめ④ホールアース ラルゴ0

出典:ホールアース公式サイト

2017年に復活を果たした老舗アウトドアブランド「ホールアース」のコスパに優れた封筒型シュラフ。

90cmのワイド幅で寝返りが打ちやすく、さらに同モデルを2つ繋げることができ、ダブルサイズのシュラフとしても使用できます。

出典:ホールアース公式サイト

0度以上の環境下で快適に眠ることができ、秋から初冬にかけての車中泊に最適

付属の収納ケースに収納することでおしゃれなクッションとしても使用できるのがポイントです。

サイズ 使用時:(約)幅90×長さ190cm
収納時:(約)55×53×24cm
重量 約2.6kg
形状 封筒型
保温材 中綿:中空ポリエステル糸
快適温度 0度以上

ホールアース ラルゴ0の購入者レビュー

・かわいいし、生地もしっかりしていてあたたかそうです。
・肌触り最高!即気に入りました。

おすすめ⑤キャプテンスタッグ フォルス スリーピングバッグ3

出典:キャプテンスタッグ公式サイト

首元からの冷気や放熱を遮断できる3Dデザインフードを採用したキャプテンスタッグのマミー型スリーピングバッグ。

軽く保温性に優れ湿気にも強い中空ポリエステル素材を二重構造にすることで秋冬の車中泊に対応しています。

出典:キャプテンスタッグ公式サイト

裏地に肌触りのよい50Dソフトマイクロファイバー素材を採用しているので保温性を高め、ポカポカ快眠することが可能。

上下から開放できるダブルファスナーにより、足元だけ開け温度調整が出来ます。

サイズ 使用時:(約)幅80×長さ220cm
収納時:(約)外径27×高さ39cm
重量 1.8kg
形状 マミー型
保温材 中綿:ポリエステル100%(ワンサーモファイバー)
使用温度 快適温度:−3度、使用限界温度:−9度

キャプテンスタッグ フォルス スリーピングバッグ3の購入者レビュー

・室温10度以下、時計の温度計で7度くらいで使ってみました。10分くらいで暑くて出ました。表記通りマイナス3度でもそこまで寒さ感じないんじゃないかなと思いました。

おすすめ⑥ナンガ オーロラライト450DX

出典:Amazon

国産シュラフ3大メーカーとして有名であり保温性の高さに評価の高い「ナンガ(NANGA)」のオーロラライト450DX。

ナンガ独自に開発した防水透湿素材を採用し、760FPの高品質ダウンを採用するなど保温性と機能性を兼ね備えています。

出典:Amazon

快適使用温度0度(下限温度−5度)に対応し、春先から秋口・初冬にかけての車中泊に最適

保温性に優れながら軽量コンパクトに持ち運びできるので、秋冬のキャンプや登山にもおすすめです。

サイズ ショート:〜身長165cm
レギュラー:身長166〜178cm
ロング:身長179〜185cm
重量 865g
タイプ マミー型
保温材 スパニッシュダックダウン90−10%(760FP)
使用温度 快適使用温度:0度、下限温度:−5度

ナンガ オーロラライト450DXの購入者レビュー

・まず嵩張らない。夜も暖かい、・・・まだ暑いくらい。縫製なり生地は申し分なし。最高です。
・値段で迷いましたが、永久保証・ダウンシュラフのコンパクトさ・シュラフカバーが不要な点が決め手となり購入しました。快適に眠れます。

オーロラライトの詳細は、こちらの記事をご参考に!

【冬キャンプのおすすめシュラフ】ナンガオーロラライトの特徴を徹底解説!

おすすめ⑦モンベル シームレス バロウバッグ#2

出典:モンベル公式サイト

モンベル独自の化繊綿「エクセロフト」を使用した代表モデルとして名高いバロウバッグ。

表地に縫い目のないシームレス構造にすることで中綿のかさ高を保持し、内部からの放熱を防ぎ高い保温力をキープします。

出典:モンベル公式サイト

抜群の伸縮性を実現したスーパースパイラルストレッチシステムによりマミー型のデメリットである動きにくさを解消し、寝袋内に余分な空間が出来ないので高い保温性を保つことが可能。

中綿の繊維1本1本に撥水加工を施しているので速乾性に優れ、ロフトを損なわず暖かさをキープします。

サイズ 適温身長:183cmまで
収納時:Φ20×40cm
重量 1,390g
タイプ マミー型
保温材 中綿:エクセロフト
使用温度 快適温度:0度、使用可能温度:−6度

モンベル シームレス バロウバッグ#2の購入者レビュー

・ダウンと違い嵩張りますが、暖かさは問題なしです。
・化繊なので嵩張りますが、へたることも中身が偏ることもないし、ニオイもなくメンテも楽です。

マットを併用して車中泊キャンプの寝心地をアップさせよう!

出典:フィールドア公式サイト

車中泊する場合、シートをフラットに倒しても段差が出来たり隙間があったりすると寝心地に悪影響。

そんなとき、マットを併用することでクッション性が高まり凹凸感も軽減出来るなど、より快適に車中泊キャンプを楽しむことが出来ますよ!

おすすめのマットについては、こちらの記事をご参考に!

自動膨張式エアーマットおすすめ5選!車中泊キャンプで快眠したい方必見!
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まとめ

今回は、秋冬の車中泊キャンプにおすすめの寝袋をご紹介してみました。

朝晩の冷え込みが厳しくなる初秋から極寒となる冬の季節に車中泊キャンプを楽しむためには、保温性の高い寝袋が必須アイテム。

今回紹介した選び方やおすすめモデルを参考に、季節に合った寝袋をチョイスして快適な車中泊キャンプを楽しんでみてくださいね!

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ZEEN

元アウトドアショップスタッフのZEENです。人類が月面着陸した時代に大阪の橋の麓で生まれました。山の魅力にどっぷりハマって早15年。山頂キャンプをこよなく愛し、浅く・広く・ゆる〜く♬アウトドア活動に励んでいます。接客経験や実体験を元に、役立つアウトドア情報を発信していきます!