「キャンプやアウトドアでおいしい料理を堪能したい」そんな時に欠かせないのが、調理に必要な火を管理するバーベキューコンロです。
ここでは、5人~10人用で使えるファミリー向けのバーベキューコンロの選び方と、おすすめ品を紹介していきます。
当記事のコンテンツ
バーベキューコンロにはさまざまなタイプがある
バーベキューコンロには様々なタイプがあり、利用する人数はもちろん、用途やスタイルによって適したタイプが異なります。
スタンダードタイプ
出典:Amazon
最も一般的とされるタイプで、四角いコンロの四隅に脚が付いたスタンダートなタイプです。
コンロに脚が付いているため、テーブルの上に置く必要がなく、コンロを独立させて使うことができます。
機能にもよりますが、高さを調節できるものや、炭入れを外せるものなど、スタンダートタイプの中からさらに、用途やスタイルに応じて選ぶことも可能です。
卓上タイプ
出典:コールマン公式サイト
その名の通り、テーブルの上に置いて使うタイプのコンロです。
テーブルの上に置く必要があることと、サイズも小さいタイプが多いため。ファミリーキャンプでメインのコンロとして使うには適していませんが、大人数でバーベキューを楽しむ際や、幅広い料理で使いたい場合の、サブコンロとしては使いやすいタイプです。
使い捨てできる簡易的なものもあるので、初心者の方でお試しで使いたい方にもおすすめです。
パーティータイプ
出典:Amazon
大人数でのバーベキューに最も適した大型のコンロです。
大人数で使う分には適していますが、重量が重く移動が困難、燃料を多く必要とするなどのデメリットもあります。
ですが、本格的な雰囲気はこのコンロひとつで味わうことができます。
バーベキューコンロの選び方
出典:コールマン公式サイト
それでは、ここからは5人~10人用で使えるファミリー向けのバーベキューコンロの選び方を、ポイント別に解説していきます。
人数に応じてサイズで選ぶ
バーベキューコンロ選びにおいて最も重要なことは、「何人でコンロを使うか」だといえます。
例えば、ソロキャンプとファミリーキャンプ、食材を使う量も違えば、コンロを囲う人数も違うわけで、サイズを間違ってしまうとキャンプやアウトドアの醍醐味でもある料理を楽しむことができません。
バーベキューコンロにはさまざまな種類があり、使う人数でコンロ選びを考えた場合は、タイプとサイズを同時に考えることが大事です。
なので、5人~10人用で使えるファミリー向けのバーベキューコンロの場合は、テーブルから独立した形で使える「スタンダードタイプ」や、大人数に対応した「パーティータイプ」、これらの間で人数に応じたサイズのコンロを選びましょう。
また、「人数は10人規模だけどパーティータイプは重たい・扱いにくいから抵抗がある」といった場合は、4~5人向けのスタンダートタイプを2つ用意するのも方法のひとつです。
サイズの目安(面積)
- 2~3人 30cm×20cm
- 4~5人 40cm×30cm
- 6~8人 60cm×40cm
- 8~10人 80㎝~
シーンに応じて使いやすいコンロを
どのようなキャンプやアウトドアを楽しむのかによっても、コンロ選びはそれぞれ異なります。
例えば、キャンプ場やバーベキュー場によっては平地に整備されておらず、自然感の強い環境の場所もあります。
もちろん平らであればどのようなコンロも使いやすいですが、そうでない場合もあれば、コンロ選びに慎重にならないといけません。
なので、自分がどのようなスタイルで今後アウトドアを楽しみたいのかをしっかりと把握した上で、自分が一番使いやすいと思うコンロを選びましょう。
素材は主に2種類
バーベキューコンロの素材は主に2種類あり、素材によって重量や耐久性、また価格帯なども異なります。
スチール
スチール製のバーベキューコンロはスタンダード且つリーズナブルなタイプと言えます。
価格帯が安いため、これからキャンプを始める方や、低コストでキャンプを楽しみたい方におすすめです。
ですが、本体が重たくなってしまうこと、コンロそのものが錆びやすいなどのデメリットもあります。
ステンレス
スチール製に比べ多少価格帯は高めですが、重量が軽く、耐久性があって錆びにも強いという点が大きなメリットです。
長く使いたい方や、今後もキャンプやアウトドアを趣味として続ける方など、長期的に考えた場合は、スチール製よりも価格帯は高いですが、その分のメリットも多いといえるでしょう。
自分が使いやすい熱源
出典:コールマン公式サイト
バーベキューコンロの燃料といえば、薪や炭などが一般的で最もポピュラーですが、その他にもガスも燃料として活用できます。
炭火式
最も一般的でポピュラーなタイプで、本格的なバーベキューを楽しみたい方にとっては、ある意味炭を使った火起こしはバーベキューの醍醐味といえます。
ですが慣れていない場合、火を起こすことに自体に時間がかかりすぎてしまったり、火の調整がしにくく調理が難しくなる、後片付けが大変など、デメリットもあります。
ガス式
火を起こす手間と時間が必要ない、火加減が均等に行き渡るなどのメリットがあります。
本体が重たくなってしまうことや、燃料費がかかってしまうことなど、デメリットもありますが、火起こしに時間がかからない分、段取りがスムーズにいくことはやはり大きな魅力といえるでしょう。
その他のチェックポイント
バーベキューコンロは使いやすいものを選ぶこともポイントですが、使いやすさは使っている人によって個人やポイントが異なります。
例えば、お手入れを楽に行いたい方は、分解しやすいかどうかがポイントですし、持ち運びの良さを重視する場合は、重量や素材がポイントになります。
その他にも、蒸し焼きができる蓋付き、運びやすいキャスター付きなど、上記の選ぶポイントに加えて、自分ならではのチェックポイントにも注目しましょう。
5~10人用バーベキューコンロのおすすめ5選
ここからは、ここまでの情報を踏まえて、5~10人用で使えるおすすめバーキューコンロをいくつか紹介していきます。
キャプテンスタッグ ファストBBQグリル <800>
メーカー | キャプテンスタッグ |
サイズ | 800mm×400mm |
重量 | 約5.8Kg |
燃料 | 炭 |
利用人数 | 10人 |
長方形タイプでオーソドックスなタイプのバーベキューコンロです。
大人数で使われることを想定して設計されているので、ファミリーでのキャンプシーンはもちろん、お庭などで楽しむホームパーティなどにもおすすめです。
キャプテンスタッグ オークバーベキューコンロ(グリル)〈LL〉
メーカー | キャプテンスタッグ |
サイズ | 780mm×550mm |
重量 | 約13.0Kg |
燃料 | 炭 |
利用人数 | 10人 |
持ち運びや運用がしやすいように脚にキャスターを付けた10人用大型バーベキューコンロです。
下部に棚のように使えるトレーが設置されているので、食材や予備の炭などを収納することも可能で、大サイズでありながらも、コンパクト感を出して使うことができます。
コールマン ロードトリップグリル LXE-J2
出典:コールマン公式サイト
メーカー | コールマン |
サイズ | 1180mm×460mm |
重量 | 約18.0Kg |
燃料 | ガス |
利用人数 | 5~6人 |
多機能に優れたガスタイプのバーベキューコンロです。
高い火力が期待できるガス対応が最大の特徴ですが、その他にも、移動のことを考えられたキャスター、アルミボードのサイドテーブル、幅広い調理ができる蓋や温度計など、屋外で料理を最大限に楽しむための機能が、ところどころに施されています。
尾上製作所 イクシードバーベキューコンロ80
出典:尾上製作所公式サイト
メーカー | 尾上製作所(ONOE) |
サイズ | 810mm×320mm |
重量 | 約5.0Kg |
燃料 | 炭 |
利用人数 | 8~10人 |
ステンレスタイプで耐久性が高いバーベキューコンロです。
引き出し式のトレーが付いているので、炭の出し入れがしやすく、またお手入れもしやすいです。
ステンレスタイプでまた、細長でスリムなタイプなので、大人数用でありながらも軽くて使いやすいコンロだといえるでしょう。
ウェーバー コンパクトケトル47cm
出典:Amazon
メーカー | ウェーバー |
サイズ | 直径約470mm |
重量 | 約9.0Kg |
燃料 | 炭 |
利用人数 | 6~8人 |
丸形タイプでおしゃれなデザインのバーベキューコンロです。
直径や約47cmと、面積だけみるとコンパクトに思えますが、丸形タイプのため6~8人分の食材に対応できます。
温度計や蓋、キャスターとハンドルなど、運用全般を考えた設計が施されているので、初心者の方でも扱いやすいです。
まとめ
バーベキューコンロは、キャンプやアウトドアを楽しむ上で重要なアイテムであると同時に、キャンプ全体の雰囲気に大きな影響を与えるアクセサリーの役割も担います。
機能や性能などコンロの基本的なスペックは選ぶ上でのベースになりますが、自分好みのデザインやこだわりの機能など、自分の個性もポイントに加えれば、キャンプやアウトドアをさらに楽しめるといえるでしょう。