テント内に「こたつ」や「ホットカーペット」「お気に入りのラグ」などをレイアウトし、寒さを気にすることなく自宅のような居心地の良い空間で冬キャンプが楽しめる「おこもりキャンプ」。
今回は、そんな「おこもりキャンプの魅力」や「快適に楽しむための必須アイテム」また、「おこもりキャンプの注意点」をご紹介していきます!
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おこもりキャンプの魅力とは?
出典:写真AC
おこもりキャンプとは、テント内にこもってヌクヌク過ごすキャンプスタイルのこと。
「お座敷キャンプ」や「こたつキャンプ」とも呼ばれ、冷え込みの厳しい冬の季節も寒さを気にせず居心地の良いキャンプが楽しめるとして人気です。
そんな「おこもりキャンプ」の魅力が以下のとおり。
- 初心者でも冬キャンプに挑戦しやすい
- 自宅のリビングのようなレイアウト作りが楽しめる
- 普段では味わえない「非日常感」でゆったりとした時間が過ごせる
おこもりキャンプの最大の魅力が、初心者でも冬キャンプに挑戦しやすいということ。
経験の少ない初心者キャンパーではハードルが高く躊躇しがちな冬キャンプでも、おこもりキャンプなら気軽に挑戦することが可能です。
また、こたつやホットカーペット・ラグなど好みのアイテムを取り入れ、自宅のリビングのようなレイアウト作りが楽しめるのも魅力のひとつ。
お気に入りの空間をレイアウトし、「非日常感」を味わいながらゆったりくつろいだ時間を過ごせるのがおこもりキャンプの魅力です。
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そんなおこもりキャンプを快適に楽しむためには、冬の寒さに負けない空間作りがポイント。
そこでこの記事では、おこもりキャンプを快適に楽しむための必須アイテムをご紹介していきます!
おこもりキャンプの必須アイテム
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おこもりキャンプを快適に楽しむためには、以下のアイテムが必須です。
- 自宅が再現できる室内空間の広い「大型テント」
- お座敷スタイルに最適な「折りたたみローテーブル」
- おこもりキャンプの超定番「こたつ」
- テント内で暖かく過ごすための「暖房器具」
- ポータブル電源
以下に、それぞれ詳しく解説していきます。
必須アイテムその①自宅が再現できる室内空間の広い「大型テント」
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おこもりキャンプを快適に楽しむためには、まずは「テント」選びが重要ポイント。
自宅のような室内空間を再現するためには、以下のテントがおすすめです。
- ロッジ型テント
- 2ルームテント
- トンネルテント
- ツールームシェルター
- ベル型テント
上記の大型テントなら、天井高があるので圧迫感を感じず壁も垂直に近く立ち上がっているので室内空間を有効活用することができ、自宅のような広い「おこもりスペース」を確保することが可能です。
寒い冬キャンプのテント内で快適に過ごすためには、外気を遮断し断熱性に優れた「コットン」や「ポリコットン」素材、また冷気の侵入を防ぐ「スカート付き」など冬仕様のテント選びがポイントです。
必須アイテムその②お座敷スタイルに最適な「折りたたみテーブル」
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次に揃えておきたいのが「折りたたみテーブル」。
おこもりキャンプのテント内でお茶を飲んだり食事をしたり、のんびりとくつろいだ時間を過ごすためには折りたたみテーブルが必須です。
選ぶ際は、お座敷スタイルに最適な「ローテーブル」がおすすめ!
また、その中でも「ヘキサ型テーブル」なら、石油ストーブを囲んでポカポカ温まりながら家族や仲間と会話を楽しむことができますよ。
必須アイテムその③おこもりキャンプの超定番「こたつ」
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おこもりキャンプといえば、ぜひとも取り入れてみたいアイテムのひとつが「こたつ」。
テント内に「こたつ」があれば、「もう一歩も動きたくない・・・」と思わせるほど”おこもりキャンプ”を楽しむことが可能です。
しかし、一般的なこたつをキャンプに持ち込むには重いしかさばるし・・・。
そんなときは、折りたたみローテーブルと寝袋を組み合わせてこたつを自作しちゃいましょう!
その自作方法は至って簡単であり、ファスナーで全開にできる封筒型の寝袋を折りたたみローテーブルに覆い被せれば「こたつ布団」として活用でき、アッという間に「こたつ」が完成しちゃいます。
必須アイテムその④テント内で暖かく過ごすための「暖房器具」
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テント内で暖かく「おこもり」するためには、暖房器具も必須です。
特に冬キャンプで効率よく暖房効果を得るためには、「石油ストーブ」や「カセットガスストーブ」を取り入れるのがおすすめ!
以下に、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
暖房器具を使用する場合、締め切ったテント内だと一酸化炭素中毒を引き起こす原因となるので注意が必要!必ず換気をよくした状態で使用する必要があります。
石油ストーブ
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暖房効果を重視するなら「石油ストーブ」が最適です。
石油ストーブなら、室内空間全体を暖めることができ、暖房が効いた自宅のような暖かさを得ることが可能です。
しかしその反面、灯油の臭いが気になり火傷や火災のリスクが高くなるのがデメリットとなります。
カセットガスストーブ
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カセットガスストーブは、何と言っても軽量コンパクトで取り扱いしやすいのがおすすめポイント。
石油ストーブに比べると暖房効果が低いですが、使い勝手に優れピンポイントに手足を温めたい用途に最適です。
しかしその反面、ランニングコストが掛かり長時間使用するには頻繁な燃料交換が必要となるのがデメリットとなります。
必須アイテムその⑤ポータブル電源
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電源サイトを利用すれば、コンセントを確保できるので便利ですが、特に冬キャンプは電源サイトの人気が高く、予約が取れないということも。
そんなときでも、ポータブル電源があればコンセントがなくてもホットカーペットなどの電化製品が使え、快適なおこもりキャンプが楽しめます。
キャンプで使用する際は、電化製品の種類や消費電力によって異なりますが、1000Wh以上のポターブル電源がおすすめです。
おこもりキャンプを快適に楽しむためには「底冷え対策」を入念に!
おこもりキャンプはお座敷スタイルが基本となるので、暖房器具を使ってテント内を暖かくすること以上に「底冷え対策」が必須です。
そこでここからは、おこもりキャンプの底冷え対策に効果的なアイテムをご紹介していきます。
底冷え対策その①銀マット
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グランドシートだけでは地面の冷気がダイレクトに伝わってくるので、まずは「銀マット」を敷いて冷気を抑制しましょう。
銀マットにはアルミ蒸着加工が施されており、保温性や断熱性に優れているので地面からの冷気を効果的に遮断することが可能です。
おこもりキャンプで使用する際は、アルミ面を上にすることでカラダからの熱を反射することができます。
底冷え対策その②ホットカーペット&電気毛布
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銀マットを敷いたあとは、「ホットカーペット」を重ねて敷くことで遥かに保温効果が高まります。
お座敷スタイルが基本のおこもりキャンプでは床に直接座ることが多いので、ホットカーペットがあることで温かさを直接感じ、快適に過ごすことが可能です。
しかし、ホットカーペットは消費電力が大きいので、長時間使用するには電源サイトが必須です。
そのため、電源サイト以外のキャンプ場で底冷え対策するなら、消費電力の少ない「電気毛布」を代用することでポータブル電源でも長時間使用することが出来るでしょう。
底冷え対策その③ラグ
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ホットカーペットの上に「ラグ」を重ねると、より底冷え対策に効果的です。
ラグを重ねて敷くことで断熱効果がより一層高まり、クッション性が良くなるほか、好みのデザインを取り入れることで気分も高まり、おしゃれな空間を演出することができます。
底冷え対策その④コット
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おこもりキャンプで就寝する際は、「コット」を使用することで底冷えを抑え快適に眠ることができます。
コットとは、キャンプ用の簡易ベッドのことであり、地面から高さを設けることができるので、直接床で寝るよりも地面の冷気を感じることがありません。
底冷え対策その⑤エアマット(インフレータブルマット)
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エアマット(インフレータブルマット)も底冷え対策に効果的です。
エアマットの空気の層が断熱性を高め、地面からの冷気を遮断して眠ることができます。
また、エアマットは空気のクッション性により地面の凹凸を緩和し、寝心地をよくする効果もあるので背中や腰の負担を軽減することができ、翌日起きても体調に影響することがありません。
おこもりキャンプの注意点
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前述でも解説しましたが、おこもりキャンプを楽しむうえで注意しなければいけない点が、「火災や一酸化炭素中毒による危険性」。
テント内で暖かく過ごすための防寒対策として暖房器具が必要不可欠ですが、その燃料に灯油やガスが使われるので取り扱いには十分な注意が必要です。
特に一酸化炭素中毒は、締め切ったテント内で使用すると頭痛やめまい・吐き気などの症状が現れ、最終的には意識不明や死に至ります。
そのため、テント内で燃焼器具を使用すること自体推奨されておらず、使用する場合は自己責任のもと、出入り口やベンチレーション(通気口)を開放し換気を十分に行ったうえ、一酸化炭素チェッカーを設置するなどの対策をとるようにしましょう。
まとめ
今回は、おこもりキャンプの魅力や快適に楽しむための必須アイテムをご紹介してみました。
おこもりキャンプは、初心者ではハードルの高い冬キャンプでも気軽に挑戦しやすく、自宅のような居心地の良い空間で「非日常感」を味わいながらのんびりくつろいだ時間を過ごせるのが人気の秘密。
今回紹介した必須アイテムを参考に、今シーズンは「おこもりキャンプ」に挑戦し快適なアウトドアライフを楽しんでみてくださいね!