バーベキューでお肉や野菜を調理中に煙で困った経験はありませんか?
煙たくなって目が痛くなったり衣服にニオイが移ったり、出来れば煙を抑えて快適にバーベキューを楽しみたいですよね。
そこで今回は、煙が出ない無煙タイプのバーベキューコンロを大特集!
選び方と共におすすめの無煙コンロ、また煙が発生する原因や煙対策まで網羅してご紹介していきます!
煙が出ない無煙バーベキューコンロとは?
出典:ハーフェレ公式サイト
無煙バーベキューコンロとは、煙が出ない構造を取り入れたコンロのこと。
煙を抑えることで目が痛くなったり衣服に嫌なニオイが付いたりすることを防ぎ、キャンプ場はもちろん、庭やベランダでもご近所に迷惑を掛けずバーベキューを楽しむことが可能です。
煙が出るのはお肉の油が原因!?
出典:写真AC
そもそもなぜ煙が出るかといえば、お肉の油が熱源(炭など)に触れることが原因。
そのため、無煙タイプのバーベキューコンロは直接お肉の油が熱源に触れない構造をしており、煙の発生を抑制することができます。
また、熱源の温度も原因のひとつであり、高温だと油が煙化しやすいため、無煙バーベキューコンロの多くは煙が発生しにくく美味しくお肉を焼き上げることができる210〜250度以内の温度で加熱できるよう設計されているのも特徴です。
そんな無煙バーベキューコンロには、「熱源」や「加熱方法」などさまざまな種類があるため、用途に合ったコンロを選ぶことで快適にバーベキューを楽しむことができます。
無煙バーベキューコンロの選び方
出典:写真AC
それではここから、用途に合った無煙バーベキューコンロの選び方をご紹介していきます。
購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ポイント①「熱源」に注目することで”焼き上がり”や”手軽さ”に違いが!
画像:筆者作成
無煙バーベキューコンロには、おもに「炭火」と「カセットガス」「電気」など3種類の熱源があり、それぞれ特徴が異なります。
熱源 | メリット & デメリット |
炭火 | ○ 遠赤外線効果で食材の中までふっくら焼き上げる ○ バーベキューの醍醐味が楽しめる △ 火起こしや後片付けに時間がかかる |
カセットガス | ○ 火起こし不要ですぐ着火でき、火力調整ができる ○ スイッチひとつですぐ消火でき、後片付けが楽ちん △ 炭に比べコストが掛かる |
電気 | ○ カセットガス同様、スイッチひとつで着火・消火できる ○ 手を汚すことなく準備や後片付けが簡単 △ 炭火より火力が弱く、電源が必要となるので場所が限定される |
炭火は、火起こしや後片付けに手間が掛かりますが、遠赤効果で食材の中までしっかり焼き上げることができるので美味しくバーベキューを楽しみたい方におすすめです。
カセットガスは、炭のように火起こしや後片付けに手間が掛からないのが最大のポイント。
燃焼時間が短く、その都度カセットガスを買い足す必要があるのでコストが掛かりますが、スイッチひとつで着火&消火できるので手軽さを重視した方におすすめです。
また電気式は、コンセントやポータブルバッテリーなどの電源が必要となるので使用場所が限定されてしまいますが、火力調整ができるので焼き過ぎる心配が少なく、庭やベランダ・室内などをメインにした用途に最適です。
ポイント②「熱源の位置」に注目しよう!
無煙バーベキューコンロには、熱源がプレート(鉄板や焼き網)の下にあるタイプと、プレートの上にあるタイプの2種類があります。
熱源がプレートの下にあるタイプは、一般的なバーベキューコンロやカセットコンロのことを指し、熱源と焼き面が一体化しているので嵩張らずコンパクトに収納して持ち運べるのが特徴。
出典:Amazon
また熱源がプレートの上にあるタイプは、上から加熱することで食材とプレートを同時に加熱できるので上下から効率的に焼き上げることができ、プレートが高温になりにくいので焼き過ぎが防げるのが特徴です。
ただし、熱源と焼き面が分離した構造となるので嵩張りやすく持ち運びが不便となるため、屋外に持ち出して使用する場合は熱源が下にあるタイプを選ぶことで持ち運びしやすく使い勝手がよいでしょう。
煙が出ない無煙バーベキューコンロ【おすすめ5選】
それではここから、煙が出ないおすすめの無煙バーベキューコンロをご紹介していきます。
おすすめ①ハーフェレ ロータスグリル
出典:ハーフェレ公式サイト
煙が出ないバーベキューコンロといえば「ロータスグリル」と言われるほど人気が高いドイツ発メーカーの無煙グリル。
肉などから出る油が炭に直接触れない構造を採用しているので煙の発生を抑制し、庭やベランダ・室内でも快適にバーベキューを楽しめます。
出典:ハーフェレ公式サイト
さらに、グリル内部に電池で駆動するファンが搭載されているので炭に直接風を送ることができ、効率よくスピード着火することが可能。
お手軽コンパクトなSサイズから大人数で楽しめるXXLサイズまで4種類がラインナップしており、用途に合ったグリルを選ぶことができます。
サイズ | S:幅292×奥行292×高さ210mm R:幅350×奥行250×高さ234mm XL:幅435×奥行435×高さ257mm XXL:幅600×奥行600×高さ284mm |
重量 | S:2.8kg R:3.7kg XL:6.5kg XXL:21.8kg |
材質 | ステンレス・スチール・樹脂 |
熱源 | 炭(チャコール) |
ロータスグリルの購入者レビュー
煙は出にくいですが火力は弱め。付属の炭ではなく、備長炭を砕いて使うと今のところ一番火力が強かったです。気に入って何度も使っています。
おすすめ②イワタニ カセットガススモークレス焼肉グリル やきまるⅡ
出典:イワタニ公式サイト
カセットガスタイプのお手軽コンロとして大定番のイワタニ製スモークレス焼肉グリル。
プレートの温度を高温化させず焼き面を210〜250度にコントロールすることで油の煙化を防ぎ、油を炎に落とさない構造を取り入れているので煙を抑制し、快適にバーベキューを楽しむことができます。
出典:イワタニ公式サイト
直火だからプレート温度の立ち上がりが早く、お肉を美味しく焼き上げることが可能。
水受け皿に油が落ちる構造となっているのでお手入れも楽々です。
サイズ | 幅303×奥行278×高さ149cm |
重量 | 約2.0kg |
材質 | 本体:鋼板(フッ素樹脂加工) プレート:アルミダイカスト(フッ素樹脂加工) |
熱源 | カセットガス |
カセットガススモークレス焼肉グリル やきまるⅡの購入者レビュー
ホントに煙は極わずかしか出ません。家の中でも美味しく焼肉が食べられます。とても良い商品です。さすがのイワタニブランド!
おすすめ③グリーンライフ 小煙バーベキューコンロ(鉄板付き)
出典:Amazon
地球に優しい生活商品を展開している株式会社グリーンライフの小煙バーベキューコンロ。
直接炭に油が落ちない構造を採用しているので、煙の発生を約90%カットすることができます。
出典:Amazon
炭火を熱源としているので輻射&遠赤効果により食材をふっくら美味しく焼き上げることが可能。
反射板を利用することで少ない炭でも効率よく焼け、ハーフサイズの鉄板と焼き網が付属しているので焼きそばなどの炒め料理も同時に調理できます。
サイズ | 本体:(約)幅83.5×奥行47×高さ69.5cm ハーフ鉄板:幅36×奥行33×高さ2cm ハーフ焼き網:幅30.9×奥行29.8cm |
重量 | 約6.2kg |
材質 | スチール(焼付け塗装仕上げ) |
熱源 | 炭 |
小煙バーベキューコンロの購入者レビュー
焼肉屋のように吸引ファンが付いている訳ではないので完全に煙が出ない訳ではないですが、いつも使っているBBQグリルと比べると煙が大幅に減りました。
おすすめ④MRG 無煙炭火バーベキューコンロ
出典:Amazon
煙が出にくく庭やベランダでバーベキューが楽しめるMRGの無煙コンロ。
食材の油が炭に付着しない構造なので煙を劇的に低減することができ、衣服に煙のニオイが付くことなく調理できます。
出典:Amazon
内部に電動ファン(電池式)を搭載しているので簡単に火を起こせ、送風量ダイヤルで火力を調整することが可能。
コンロは二重構造になっているので本体外側が熱くならず、収納バッグが付属しているので持ち運びや保管が便利です。
サイズ | 幅34×奥行34×高さ23cm |
重量 | 3.65kg |
材質 | ー |
熱源 | 炭 |
無煙炭火バーベキューコンロの購入者レビュー
火起こしが楽です。煙が出ることは出るけど少ない。とても便利です!
おすすめ⑤エムケー精工 無煙ロースターヘルシーグリル
出典:Amazon
生活機器アイテムを展開するエムケー精工の無煙ロースター「ヘルシーグリル」。
上部の赤外線カーボンヒーターで食材を直接加熱すると同時に輻射熱でプレートも加熱し、両面加熱でしっかりジュージーに焼き上げることができます。
出典:Amazon
食材に含まれる油のみで調理できるので調理油を必要とせず、余分な油を効果的に落とす傾斜の付いたプレートによりヘルシーに調理することが可能。
操作しやすいタッチパネルを搭載し、キーを押すだけでプレートが回転しムラなく焼き上げることができます。
サイズ | 幅360×奥行445×高さ305mm |
重量 | 約4.8kg |
材質 | 本体:ポリアミド、ステンレス プレート:アルミ(フッ素コーティング) |
熱源 | 電気 |
無煙ロースターヘルシーグリルの購入者レビュー
意外と軽くて持ち運びに助かります。上下で焼けるし、そのうえ回転するので焼きムラがなく美味しくいただけました。余分な油を落としながら食べられるので糖質が気になる方にお勧めのグリルパン!
庭やベランダでバーベキューをするときの煙対策
出典:写真AC
庭やベランダで手軽にバーベキューを楽しみたくても、手持ちのコンロが無煙タイプでなかったらご近所周辺に煙が迷惑にならないか気になってしまいますよね。
そこでここからは、煙の発生を軽減させる3つの煙対策をご紹介していきます。
網の上にアルミホイルを敷く
出典:Amazon
焼き網でお肉を焼くときは、網の上にアルミホイルを敷くようにしましょう。
そうすれば直接お肉の油が炭に落ちず、煙の発生を抑えることができます。
また、使い終わったらアルミホイルをクルクル丸めて汚れた焼き網を洗う金タワシに使ったり、消火した炭を包んで捨てることができたり、後片付けが楽ちんです。
そのときは家庭用のアルミホイルではなく、厚みのあるアウトドア用を使用すれば、お肉や野菜を返すときに破れにくく使い勝手がよいでしょう。
溶岩プレートを使う
出典:Amazon
アルミホイルと同様、溶岩プレートも油が直接炭に落ちるのを防げるのでおすすめ。
煙を抑制できるほか、蓄熱性が高いので一度加熱すると長時間の保温効果があり、火から出る水分を通さず熱だけ伝えるので美味しく焼き上げることができます。
煙が出ない炭を使用する
出典:Amazon
熱源で使う炭の種類を「備長炭」にすることで、煙の発生を軽減させることもできます。
高温で炭化された備長炭は、料理屋の燃料として使われるほど煙やニオイが少ないので美味しく焼き上げることができ一石二鳥です。
まとめ
今回は、煙が出ない無煙タイプのバーベキューコンロをご紹介してみました。
バーベキューでモクモク煙が出てしまうのは、お肉の油が直接熱源(炭など)に触れるのが原因。
無煙タイプのバーベキューコンロなら、炭に直接油が落ちない構造になっているので煙の発生を抑え、目を痛めたり衣服に嫌なニオイが付いたりすることなくバーベキューを楽しむことが可能です。
今回紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、無煙バーベキューコンロをゲットして快適なバーベキューを楽しんでみてくださいね!